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「まん防」による飲食店舗スタッフの苦労、ご来店頂くお客さまへのお願い事項

私たち山長商店では、グループ会社にて飲食店舗を運営しており、4月5日よりスタートした「まん延防止等重点措置」の要請に従い、各店舗にて対応を行っておりますが、4月5日(月)のスタートから僅か2日ですが、店舗スタッフと状況の確認で話をすると、今回の要請内容は店舗スタッフへの負担が大きいと言わざるをえません。

政府やマスメディアの情報では、飲食店が感染拡大の主たる原因というような論調もありますし、飲食店は不特定多数の方が集まる場所でもありますので、私たちも営業を継続しながらも感染拡大に繋がらぬように、要請内容については遵守するべく真摯に取り組んでおります。

要請内容において、営業時間の短縮については、単純に「売上が減る」だけのこと。また、アクリル板やCO2センサーの設置等については、コストは掛かるけれど、ある意味「お金」の話ではあります。この2点はあくまで「金目」の話になりますが、今回の要請内容において、店舗スタッフが非常に苦労をしているのが、「マスク会食」への取り組みです。要請内容に従い、店舗ではマスク着用のお願いの貼り紙に加え、入店時に食事以外の時のマスクの着用を呼び掛けてはおりますが、「利用者へのマスク会食実施の周知及び正当な理由なく応じない利用者の入場禁止(退場を含む)」というのが、店舗スタッフには心労の大きい部分となっております。

私たちの店舗のある大阪市内でも感染者数の増加を背景に、大半のお客さまは常日頃マスクを着用し、感染拡大防止や自己管理の意識からマスク着用にて入店頂き、「黙食」といいますか、あまり喋らないでお食事をとって頂けているのですが、稀にマスクを着用されていないままご入店されようとする方もおられます。その度ごとにスタッフが駆け寄り、マスク不着用では入店が出来ない旨を説明させて頂きますが、すんなりと、「あーそうですね。忘れていました。」とポケットからマスクを出される方もおられる一方、マスクをお持ちでない方が「わざわざ来たのに何でアカンねん」というような事をスタッフに仰る方がおられるのも現実です。


ましては、大きな声で話をされているお客さまに対して「退場」をお願いする際には、注意されたお客さまも良い気分ではなく、気分を害されたお客さまがお金返せ的な話をされたという報告も1件ほどあり、要請内容であり、他のお客さまへの影響もあるのでスルーする事も出来ず、店舗スタッフにとっては非常にストレスフルな対応となっております。また、大きな声というが、どの程度で注意するべきなのか?このあたりが非常に主観任せな部分でもありますので、モメ事に発展し易く心労が大きいものとなっております。

飲食店舗をご利用頂くお客さまや店舗スタッフの健康を守る為にも、そして、従事するスタッフもストレスなくお食事を提供させて頂き、お客さまにもストレスなく召し上がって頂く為にも、是非、外食の際には、食事以外はマスクの着用(マスク会食)と、お静かにお食事を取って頂きますよう、重ねて皆さまのご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。